【新潟2歳S】超大穴血統 ミナレットもう一丁!!

[ 2012年8月24日 06:00 ]

夏バテ知らずのミナレット

 競馬は血統のスポーツだが、大穴の血まで受け継ぐのか。新潟新馬戦を14番人気で勝ち、JRA歴代最高の2983万馬券を演出したミナレットの父はスズカマンボ。G1史上最高の3連単193万馬券となった05年春の天皇賞馬だ。「ミナレットは父によく似ていますが、それにしても、あの配当にはびっくりしました」。開業2年目の新進気鋭、大和田成師(36)もデビュー戦の大穴血統開花に驚きを隠せない。

 厳しい残暑の中での調整。馬房に冷房装置を付ける厩舎もあるが、同師は飲み水に水素水を用いて夏バテを防ぐ。「水素水で体内の活性炭素を取り除き、疲労回復を促進しています。クーラーに頼っても喉をやられるだけ。まずは暑さに対応できる中身から」。ミナレットも夏バテ知らずだ。「脂肪が厚いからか暑さに強く、夏もカイバ食いが落ちない。新馬の時は体に少し余裕があった。1度使ってシャープさが出てきた」

 師の父は92年の新潟2歳Sをペガサスで制した大和田稔元調教師。くしくもペガサスは新潟の新馬戦を最低人気で快勝しての重賞挑戦だった。人馬に通じる大穴のドラマ。「今回も人気薄で穴を開けたい」。師は笑った。

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2012年8月24日のニュース