【新潟記念】古豪復活へ覆面外したセイクリッド

＜新潟記念＞イケメンな素顔を披露したセイクリッドバレー

　【東西ドキュメント・美浦＝２３日】各社のカメラマンがざわめいたのは次週・新潟記念（９月２日）に出走するセイクリッドバレー（牡６＝高橋裕）が馬場入りする直前だった。デビュー以来、着用している白い覆面を目印にカメラを向けてきたが、高橋裕厩舎の一団に覆面ホースの姿はない。「どこへ行った？」「あの馬だ！覆面を着けてないぞ」。何とトレードマークの覆面を外し、イケメンな素顔をお披露目していた。堂々と坂路に入って、ラスト１Ｆ１１秒８の瞬発力を披露。表情が違っても、脚さばきはいつものセイクリッドだった。「引っ掛かるのでメンコは欠かせなかったが、落ち着きが出た今なら着けなくても大丈夫。体調も凄くいいんだ」。高橋裕師はいつになく明るい表情で梅崎に説明した。

　素顔を見せたことこそ成長の証。昨年の新潟大賞典を制した得意の左回りコースで、東の古豪が復活を告げる。