【札幌記念】ダムール昆師「集中して走っている」

[ 2012年8月17日 06:00 ]

 ターフライター・平松さとし氏がレースのキーマンに迫る「The Keyman」は札幌記念にヒルノダムールで挑む昆師を直撃した。

 ――ヒルノダムールの前走(天皇賞・春11着)は高速馬場で特異なレース?

 昆師 あまりに速く、後ろから行った馬は出番なし。ただ、速い脚は使ってくれた。レース後のダメージもなかったですね。

 ――昨年の凱旋門賞(10着)遠征から帰国後、成績がいまひとつ。遠征のダメージがあった?

 長距離を空輸されたことの疲れが、帰国直後はあったかもしれません。でも、レース自体のダメージはなかったし、このところの凡走と海外遠征は関係ありません。

 ――では、最近の不振の理由は?

 レース後「疲れたなあ」という感じがない。どうもレースの途中で走るのをやめてしまっている。

 ――その原因は何だと?

 精神的な問題だと思います。気が抜けてしまうというか、走る気持ちにならない。

 ――走る気持ちにさせるために何か手は打っているか。

 もちろん。今回はチークピーシーズを装着するつもりです。

 ――中間の調教でも装着した。

 集中して走っている感じに見えました。効果があるタイプだと思っていたので、以前から着けたいと考えていました。

 ――2000メートルは大阪杯勝ちがある。

 それもレコード勝ち。春の天皇賞を勝っているが、単なるステイヤーではありません。

 ――中間は札幌競馬場でハードな調教を積んでいる。

 輸送のダメージが残るタイプなので函館から運ぶことは考えず、早目に札幌へ。攻めないと駄目な馬。乗り込んで、好仕上がりです。持っている能力は高いので期待してください。

続きを表示

2012年8月17日のニュース