【関屋記念】リターンズ完全燃焼 悔しい首差2着

[ 2012年8月13日 06:00 ]

 無念の銀メダル。5番人気エーシンリターンズが首差惜敗で“金星”を逃した。道中はドナウブルーをすぐ前に見る3番手のイン。残り200メートル手前から、壮絶な女同士のガチンコ勝負になったが、相手の首がグッと前に出たところがゴールだった。

 初コンビの北村宏は「悔し過ぎる」と第一声。「前に行った馬が頑張っていたし、勝ち馬には勝負を挑んだ。少し脚をためた方がいい馬でいい形で直線にも入れた。馬も一生懸命に頑張ったが最後はねじ伏せられてしまった。本当によく走っているけど」。鞍上からは完全燃焼した愛馬への称賛が続いた。

 一方、坂口師からは笑顔もこぼれた。荒れた馬場に泣いた前走・中京記念14着から、日本一の高速ターフで反撃に成功。指揮官は「よく頑張った。ロスなく内々をうまく走ったし、馬場が良かったのも向いた。最近はずっと調子もいいんだ」とサバサバと振り返った。重賞初Vは成らなかったが、サマーマイルシリーズでは5ポイント加算し、中京記念(1ポイント)と合わせて計6ポイント。3位タイに浮上した。師は「次はもちろん、京成杯AH」とシリーズ最終戦での逆転王座を見据えていた。

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2012年8月13日のニュース