【小田原】坂本照雄選手が事故死…落車避け緩衝マットに激突

[ 2012年7月8日 06:00 ]

 7日に行われた小田原競輪初日9Rに出走した坂本照雄(さかもと・てるお)選手(40=神奈川A2・73期)がレース中の落車事故で死亡した。

 同選手は最終4角を8番手で通過、その際に前方を走っていた選手が落車。これを避けようとバンク内側に進路を取り、そのまま写真判定用の鏡を収容するミラーボックスに緩衝マットの上から激突、強い衝撃音と共に落車転倒した。走路補助員が救護に向かったが、直後から意識がない状態だったという。その場で心臓マッサージなどの応急措置が施された後、救急車で小田原市内の病院に搬送されたが、午後3時38分に外傷性心肺不全で死亡が確認された。

 坂本選手は94年4月にプロデビューし、生涯成績は1391戦151勝、2着231回。94年8月のルーキーチャンピオンレースで2着。02年にはS級に初昇格を果たした。優勝はA級で7回。

 なお、競輪のレース中の事故による死亡は08年9月11日、一宮オールスター競輪初日7Rの内田慶選手(享年27=栃木・87期)以来となる。

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2012年7月8日のニュース