【スポニチ賞】多摩川で開幕!主役はもちろん瓜生

[ 2012年7月7日 06:00 ]

【スポニチ賞】軽快な走りを見せる瓜生正義に注目が集まる

 「第50回スポーツニッポン賞」が7日にボートレース多摩川で開幕。今回はダブル準優制のため、まずは44選手が得点率ベスト12を目指す。初日メーン12Rは島川光男以外、オーシャンCを控えているという豪華メンバー。主役はもちろんボート界をリードする瓜生正義。昨年の当地周年覇者でもあり水面相性は問題なし。今年はまだ記念Vがなく、SGに弾みをつけるためにも活躍したいシリーズだ。

 負傷のため江戸川周年記念を欠場し、芦屋グラチャン以来の出走となる瓜生だが元気な姿で登場。気になる前検練習は4、1、3コースからの起こしとなったが、3本ともに軽快。見ての通り直線に合格点をつけた。今後の課題は乗り心地アップになるが「乗りやすさを求め過ぎると足を落としてしまうので、ギリギリ乗れるくらいあればいい」と出て行くような足を維持することを強調。初日は3Rからのスタートで時間的に大胆な調整はできないが、ボート界屈指の調整力を発揮し、確実にパワーアップさせてくるだろう。

 開口一番「凄い良かった」と納得の表情を見せたのが須藤。S練習で特別目立ってはいなかったが、握り込みの反応など出足系統が気に入った様子。伸びに課題を残したが「気圧が変わればチルトも下げられると思う」とバランス良く仕上がる楽しみを残している。6、5枠で始まる初日をどう乗り切るか見もの。

 また抜群の整備力を誇る飯山、赤岩は日増しにパワーを引き出してくることが考えられる。特に前検日の調整失敗で方向性をつかんだ飯山は早い段階で仕上げてきそうだ。選抜以外では水野、落合、宮内、新井、松浦、山崎裕らがまずまずの気配を披露していた。

 ▼瓜生正義(3、12R) 班で比較した感じでは直線が良さそう。乗りにくさがあったので時間を掛けて調整したいが、初日は3Rからなのでまずはペラとギア。

 ▼西山昇一(4、11R) チルト0で押していなかったのでマイナスに下げたが、もさっとしていた。

 ▼飯山 泰(4、12R) ペラ叩いたら滑るようになった。この調整は間違っている。GWで折下君が出ていたエンジンなので、それに似たプロペラにしてみる。

 ▼赤岩善生(5、12R) 体感は悪くないが、班の中だと普通かな。特訓終わって、ひと通り点検しているところ。初日コース動く。

 ▼須藤博倫(6、12R) 回転がしっかり上がっていた。パイプが外れてから動いているエンジンだ。伸びで追いつかれそうな感じあるが、手前は評価できる。

 ▼島川光男(7、12R) 試運転はいいと思ったがS練習では握り込みからスリット近辺までが重い。点検したら、そういう形のペラだったので叩き換える。

 ▼笠原 亮(8、12R) 足併せは後藤さんより良かった。エンジンは良さそうなので回転を合わせて乗りやすくさせたい。ここは好きな水面なので頑張りたい。

 ▼伯母芳恒(10R) 回転上がり過ぎで押していない。Sして追いつかれる感じ。

 ▼芝田浩治(10R) 特訓した感じでは伸びは普通。握り込みにばらつきがある。

 ▼福来 剛(11R) のぞくことはないが、体感は悪くない。重いのでペラ調整。

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2012年7月7日のニュース