【セントライト記念】母から“惜敗遺伝子”伝わった!?

[ 2011年9月14日 06:00 ]

 【東西ドキュメント・栗東=13日】競馬は記憶のスポーツ。加藤敬厩舎で上岡はこの言葉をかみしめた。

 話題はセントライト記念のヒットザターゲット。母ラティールは同厩舎の先輩だ。「真面目に走ってくれればいいんだけど。いつもフワフワしている。いかにもラティール」と高井助手。母の現役時は騎手を志し、予想にも熱心な中学生だったとか。当時も厩舎スタッフだった小谷助手は「オークス(98年4着)も、勝ったと思ったのに、なんでやねん…で終わった」と回顧。絶好の手応えで伸び切れずだった。

 芦毛の母と毛色は違うが、息子の走りもどこか似ている。重賞に入ってどうなのか。小谷助手は即答した。「能力は通用する」。ただ「相手なりのところはあるね」とも。母の“惜敗遺伝子”が伝わったのか。上岡が「2、3着でも当たりの3連単マルチで買います」と言うと「分かるわあ」と高井助手は納得していた。

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2011年9月14日のニュース