【函館5R新馬戦】ディープ産駒一騎打ち ヒーラが制す!

[ 2011年7月31日 12:20 ]

 31日の函館5R「メイクデビュー函館」(芝1800メートル・良)は、2番人気のヒーラ(牝2=森、父ディープインパクト、母セントフロンティア)が優勝した。勝ち時計は1分52秒1。

 ほぼ出揃ったスタンド前のスタートから、まず出て行ったのはアドマイヤシャドウ。好ダッシュで先手を奪ったが、最初のコーナーでヒシタイヨウがハナを奪い、3番手グループににトミケンオウドウらが続き向正面へ。馬群が固まる中、アーデントは中団馬群の内、ヒーラはその後ろを進んで、前半1000メートルは62秒7で流れた。

 3、4コーナーでは、ヒシタイヨウの手応えが怪しくなる中、マスターズキング、ユウキソルジャー、アズマスターフィーらが積極的に位置を押し上げ、前に襲いかかる中ヒーラも鞍上が手を動かしてアーデントの外を回って先団へ。対照的に、アーデントはまだ馬群の中で最後の直線を迎えた。

 直線に入るとヒーラが単独先頭に立ち、スピードの差を見せつけ後続との差を徐々に拡げていく。最後は、ただ一頭アーデントだけが迫ったが及ばず、ヒーラがディープ産駒同士の一騎打ちを制した。

 単勝1.5倍の断然人気に推されたアーデントはさすがの伸び脚を見せたが、勝ち馬とは直線入り口での位置取りの差が出て新馬勝ちデビューとはいかなかった。

 1馬身1/4差の2着にアーデント、さらに5馬身差の3着にアドマイヤシャドウが入った。

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2011年7月31日のニュース