【江戸川大賞】当地G1・3V湯川出陣!!

[ 2011年6月11日 06:00 ]

<江戸川大賞前検>モーターを整備室に運ぶ湯川浩司

 G1「開設56周年記念・江戸川大賞」は、11日に開幕する。今節は初日と2日目のダブルドリーム制。初日メーンの12Rドリームレーサー賞には、当地G1・3Vの湯川浩司(31=大阪)が1号艇で登場する。江戸川水面と抜群に相性がいい上に、直前のG1戸田ダイヤモンドC優勝と調子も上向き。ここも優勝候補の筆頭だ。なお、今シリーズから新エンジン、新ボートが導入される。

 10日の前検は強風高波浪のためスタート練習が中止。短時間の試運転とタイム計測しか行われず、ほとんどの選手が手探り状態のままエンジンを格納した。初日12R1号艇の湯川も例外ではなく、ピットに引き揚げてくる表情はさえない。「酔いましたわ。波風は基本的に得意じゃない」と苦笑いを浮かべた。それでも意気込みを聞かれると「ペラの調子は悪くないし(江戸川で使われている)カバーの小さいエンジンは好き。頑張りますよ」ときっぱり。前半6Rまでにしっかり調整を合わせ、力強い走りを見せてくれるだろう。

 初日12Rのメンバーで、若干ながら手応えを感じていたのは白井と山口。特に山口は6秒66の前検1番時計をマークし、数字の裏付けもある。12Rは5号艇だが、軽視はできない。中野、魚谷、菊地は感触をつかめておらず、まずは調整の方向性を探るところからのスタートとなる。

 なお、11日の江戸川区は強風こそ収まる予報が出ているが、風向きと潮の流れがぶつかりそうで、静水面になる可能性は低い。当地を走り慣れている地元勢と浜崎、吉川、長尾、古賀、新田ら気合の入っている若手が台風の目となりそうだ。

続きを表示

2011年6月11日のニュース