【皐月賞】混戦絶つのは…3年目丸山が中央G1初騎乗

[ 2011年4月22日 06:00 ]

<皐月賞>カフナに騎乗予定の丸山元気騎手

 20歳の若武者・丸山元気(美浦=根本)が皐月賞で中央G1初騎乗を迎える。2年目の昨年は、1年目の8勝→92勝と大ブレーク。全国リーディングでも7位に食い込んだ。そして今年も勝ち星を量産。22日現在、22勝を挙げて7位と活躍を見せている。

 コンビを組むカフナは昨年11月の福島未勝利戦で初めて騎乗してレコードVの完勝。丸山は「背中のいい馬で能力を感じた」と振り返る。その後も手綱を取ったレースは、あすなろ賞1着→若葉S2着と、ここまで3戦してパーフェクト連対。「乗りやすいし一戦ごとに良くなっている」と相棒の成長力を称えた。

 皐月賞出走が懸かった前走・若葉Sは気合を入れて臨んだ。「権利を獲れれば、本番でも騎乗できるという話をいただいていました。結果を出せて良かったし、このクラスでも通用する手応えを感じた」

 皐月賞Vなら、99年にテイエムオペラオーで制した和田(21歳9カ月27日)の最年少勝利記録(20歳6カ月22日)を大幅に更新する。「今年は抜けた馬はいないし、チャンスはあると思う。開幕週の馬場で前有利は間違いないし、先行力を生かしたい」。最後に「今のカフナならやってくれるはず」と力を込めた。混戦ムードを断ち切るのは、若手の強気な騎乗かもしれない。

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