【マイラーズC】エイシンアポロン“穴党”期待

[ 2011年4月13日 06:00 ]

約5カ月半ぶりのレースとなるエイシンアポロン

 エイシンアポロンは、マイラーズCが昨年10月の天皇賞・秋17着以来、約5カ月半ぶりのレースとなる。久々とあって前評判は高くないが、強力4歳世代のトップクラスと戦ってきた実力馬だ。弥生賞や朝日杯FSではのちにドバイワールドCを制したヴィクトワールピサやジャパンC勝ちのローズキングダムに続く2着。岡田師が「一歩変わっていれば(結果は)逆だったかも…」と振り返るほど、この馬の潜在能力を高く買っている。

 「前走はエンジンがかかったときの不利。あれが痛かった。まともなら、と思わせるほどの勢いがあったからね。レース後は右肩に違和感があったから大事をとって休ませた」

 天皇賞・秋の後にマイルCSを予定していたが、今後のことも考えて断念。疲れを取ることに専念した。そのかいあって復帰に時間こそかかったものの、実力を発揮できる状態に仕上がった。

 「時間をかけて乗り込んできたからね。六甲S(3月26日)で復帰させるプランもあったけど、よりいい状態で出したかったから」とトレーナーは仕上がりの良さを強調。1週前には坂路で4F50秒2~1F12秒7の好時計をマークし、しまいも鞍上の仕掛けに反応してしっかり動いた。

 「勝ち気な性格の馬で一生懸命走ってくれる。休み明けの分、太く映るかもしれないけど走れる状態。減点はないと思う」

 今回、同じ4歳で昨年牝馬3冠を達成したアパパネが強敵になる。岡田師は「この世代は本当に凄いね」と強さを称えながらも「結果を出さないとね」と同世代の意地も見せる。弥生賞2着、毎日王冠2着と久々でも動けるタイプ。休み明け、大敗後の一戦で配当的な妙味は十分。穴党の期待に応え得る臨戦態勢は整っている。

 ≪実は好配当メーカー≫エイシンアポロンの休み明け成績は【0200】。勝ち鞍こそないが、中身はかなり濃い。弥生賞は勝ち馬がヴィクトワールピサ、毎日王冠はアリゼオに鼻差敗れたが8番人気の低評価を覆した。また、ここまでのキャリア11戦で1番人気はなし。人気にはなりにくいが、連対は6回と堅実な成績。好配当メーカーとなっている。 

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2011年4月13日のニュース