今週末から首都圏で場外再開、後半6R限定

[ 2011年4月13日 06:00 ]

 JRAは12日、今週末の開催(16、17日)から関東地区での場外発売と払い戻し業務を再開すると発表した。再開されるのは東京、中山競馬場とウインズ後楽園など16事業所で、阪神、小倉競馬の後半6レースに限定して発売(発売・払い戻し時間は午前10時から午後16時50分)。ウインズ新宿は施設の柱や壁面にヒビが見つかっており、引き続き点検調査が必要との判断から再開が見送られた。先週、後半6レースのみを発売した高崎場外は、今週から全レースを発売する。

 JRA小畠薫理事は「発売窓口を減らすなど、可能な限りの節電を行っていきたい」と説明。また、23日からの東京開催については「開催を前提に準備を進めており、25%の電力削減をシミュレーションしている。来週初めには節電の具体策を発表したい」とした。なお、皐月賞(24日)の金曜発売は中止される。

 また、夏季競馬における「はくぼ競馬」も中止が発表された。04年以降、日照時間の長い夏季競馬で発走時間を繰り下げてレースを行ってきたが、同理事は「お客さまにゆったりと競馬を楽しんでもらう目的だが、電力事情を考慮して中止を決めた」と説明した。

 日曜の指定5レースの1着を予想する新馬券「WIN5」は、24日から予定通り実施。売り上げ総額から払い戻し金(75%)、国庫納付金(約10%)を除いた全額を東日本大震災の被災地支援のために拠出。宝塚記念当日の6月26日まで続けられる。「WIN5」は23日19時30分から、インターネット投票で発売開始となる。

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2011年4月13日のニュース