【AJC杯】トーセンジョーダン51秒7で合格点

[ 2011年1月20日 06:00 ]

トーセンジョーダン(右)は坂路で、エアラフォンと併せ、半馬身先着する

 トーセンジョーダンの水曜追いは坂路でビッシリ併せ馬。坂路4F51秒7~1F12秒7といっぱいに追われ、最後は首差ほど先着した。だが、相手のエアラフォン(4歳1000万)は終始馬なり。脚色では見劣った。だが、池江寿師は「最後は脚が上がっていましたが、もともときょうはしっかり負荷を掛けるのがテーマ。今の馬場状態で4Fが51秒台なら優秀でしょう。今はビシビシやれるし精神的にもスムーズ」と解説した。

 かつては爪に不安を抱えていたが、今は遠慮なく攻めを積める。しかも大型馬。絞りづらい冬場に緩めるわけにいかない。体質面の弱さが消え、そう攻め駆けしないタイプがこれだけ動けたとあれば合格点だ。

 「このレースの結果で先が見えてくる。いい競馬をしたら王道路線へ。それが理想ですね。G1で厳しくもまれた経験が生きれば」。2011年を飛躍の年とできるかどうか。陣営にとっては取りこぼしたくない一戦だ。

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2011年1月20日のニュース