【平安S】インバルコ“悲運”の叔母の分も…

[ 2011年1月20日 06:00 ]

バトードール(左)とインバルコの池江寿勢は、坂路コースで馬体を併せて追い切る

 【東西ドキュメント・栗東=19日】池江寿厩舎のブルゾンとキャップに記している「Estreno」(エストレーノ)は馬名のことだ。02年にデビューしたエストレーノは通算4戦2勝の成績でこの年に命を落としている。平安Sの有力馬インバルコと血縁関係にあるので、菱田はエストレーノについて話を聞くと池江寿師はこう答えた。「僕の結婚記念に藤田孟司オーナーがフロリダのセールで君が選んでいいぞと言ってくれて競り落としたのがエストレーノ」

 新馬→ヒヤシンスSを連勝したがその5カ月後に腸捻転で急死。当時は父・泰郎厩舎の助手だった。“「いつまでも感傷的でいられないし、もう卒業しないとね」と同師は胸のマークに手をやった。

 インバルコはエストレーノの姉の子だ。「調教は動かないけどそれで結果を出してきたから心配ない」とトレーナーは頼もしげに実戦派を強調した。

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2011年1月20日のニュース