【宝塚記念】ロジユニヴァース復活飾る!

[ 2010年6月25日 06:00 ]

宝塚記念で復活を狙うロジユニヴァース

 ターフライターの平松さとし氏がレースのキーマンに直撃する「キーマンの懐へ」。ロジユニヴァースを出走させる萩原清師(51)の胸の内に迫った。

 ――ロジユニヴァースは早めに栗東入りして調整しています。
 萩原師 デビュー戦(1着)、3戦目(ラジオNIKKEI杯2歳S1着)と阪神で使い、当時も栗東に入厩させて結果を出していました。栗東滞在は予定通りです。
 ――最終追いは川島騎手が騎乗。
 感覚が良くて勉強熱心な川島君ならロジのためにもいいと思い、頼みました。実際、いい追い切りができたと思います。
 ――CWコースで6F84秒6。
 直前で雨が降ったので速くなり過ぎると心配だと思ったけど、上手に乗ってきてくれました。動き自体も及第点でした。
 ――前走(日経賞6着)は24キロ増(530キロ)。
 出走態勢は整っていました。ただ、一頓挫あってダービー以来約10カ月ぶりの競馬だから馬体増は仕方ないところでしょう。
 ――デビュー戦(468キロ)と別馬のようだった。
 デビューは約2年前の2歳の夏の話ですからね。その後は成長もあるし、少し細いくらいでデビューさせたので当然の数字。気にする必要はありません。
 ――好スタートから2番手につけました。
 そうでしたね。久しぶりの競馬だったけど、すんなりと流れに乗れたと思います。
 ――直線、自ら逃げ馬をつかまえにいく形。
 はい。結果、負けたけどさすがというところは見せてくれたと思います。
 ――勝ち馬と0秒3差。
 そうですね。着順こそ6着だったけど、ほとんど差はなかった。力は持っていると感じました。
 ――その後また休養に。
 はい。筋肉痛で一息入れました。
 ――以前、徐々に疲れが出るのではなく、ある日いきなりガクッとくるような面があると聞きました。
 そういう感じはあります。今回も同様でした。
 ――仕上がりは?
 完全に休ませたわけではなく、放牧先の山元トレセンでも乗っていました。仕上がりに関しては前走時よりもいいと思います。
 ――ダービー前に左回りの方がいいかもしれないと言っていましたね?
 まあ、特に声を大にして言える根拠があったわけではありません。実際、右回りでも良績を残しているので。
 ――左前脚が少し外向しているため、左回りの方がいいと思われたのではないのですか?
 左前脚は以前は少々気になったけど、筋肉をつけた今はだいぶ真っすぐになってきました。心配する必要は全くないでしょう。
 ――今回は安藤勝騎手。
 乗り代わりといっても今度も一流騎手ですからその点は問題ないでしょう。相手はそろっているけど、ダービー馬としていい競馬を期待しています。

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2010年6月25日のニュース