【プリンシパルS】横山典 ルーラーの「勝利だけを願って」騎乗

[ 2010年5月8日 17:42 ]

 母エアグルーヴが牡馬を蹴散らして優勝した天皇賞・秋と同じ府中2000メートルで、息子が圧巻の走りを見せた。プリンシパルSは、良血ルーラーシップが4馬身差の圧勝を飾り、ダービー切符を手に入れた。

 デビューから手綱を取っていた岩田から、横山典に乗り替わり。9番手スタートから道中徐々にポジションを押し上げ3番手追走。先週青葉賞でペルーサを優勝に導いた名手は「スタートは早くなかったが、向正面でいい位置をとれた」とレースを振り返った。

 課題のスタートに不安は残ったが、「勝つことだけを願っていた」と横山典。跳びが大きいルーラーシップに騎乗するにあたり、直線では「フットワークが無駄にでかいから、細かく動かすことを考えながら乗った」。その言葉通り、追い出されると瞬時に反応し、一瞬にして後続を4馬身突き放し、「馬がしっかり伸びた。エアグルーヴの子ですし、これでまたダービーが面白くなる」と良血の勝ちっぷりに満足そうな表情を浮かべた。

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2010年5月8日のニュース