【天皇賞・春】トーセンクラウン戴冠へ勢い

[ 2010年5月1日 06:00 ]

 夢のG1初舞台。決戦を2日後に控えたトーセンクラウンは30日、角馬場で乗り込んだ後、Aコース(ダート)を軽快に2周。小気味良いピッチで駆け抜けた。スタンドで動きを見守った菅原師は「いつもと同じパターン。雰囲気もずっといいですし、きょうも落ち着いてましたね。枠(8番)も外過ぎず内過ぎず、ちょうどいいね」と晴れ晴れとした笑顔が広がった。

 連休中、京都行きの関東馬の馬運車は午前4時発と午後8時発の“2便”があるが、クラウンは渋滞の少ない夜便を選択。午後8時すぎ、美浦を出発した。指揮官は「あとは輸送でどんなテンションになるか?時たま燃えることもあるけど…。もう古馬だから大丈夫でしょう。あとは運を天に任せて頑張るしかない。江田照君にすべて託しますよ」と穏やかな表情で結んだ。充実一途の今の勢いなら、戴冠も夢ではない。

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2010年5月1日のニュース