史上初の選手出身!滝沢正光氏が競輪学校校長に

[ 2010年3月28日 06:00 ]

 日本競輪学校(静岡・伊豆市)の名誉教官・滝沢正光氏(50)が、4月1日付で同校の第23代校長に就任することが明らかになった。10年度の新人事が検討される中で同氏に白羽の矢が立ち、先週末に内示を受けた。過去の同校校長はすべて競輪を統括するJKA出身者が務めており、選手出身は史上初めて。

 滝沢氏は99年に井上茂徳氏(本紙評論家)に次ぐ史上2人目となるグランドスラム(特別競輪全冠制覇)を達成。G112回、グランプリ2回の優勝、歴代2位の通算獲得賞金(17億円余)など、現役時代に大記録を樹立。競輪に対する誠実な姿勢が認められ、07年10月からは現役選手のまま日本競輪学校の名誉教官に就任。08年6月に現役を引退し、同年10月から同校に常勤していた。同氏は現在、デンマーク・コペンハーゲンで行われている世界選手権自転車競技大会を視察中で、30日に帰国する予定。

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2010年3月28日のニュース