【新馬戦評】インペリアルマーチはクラシック候補

[ 2010年1月19日 06:00 ]

 京都で良血馬が続々とデビュー勝ちを果たした。オースミイレブンは89年東京ダービー、東京大賞典を制した南関東の名牝ロジータの子。二の脚の速さでハナを奪い、直線では後続に影を踏ませることなく逃げ切り。時計も優秀だ。「芝でも走れそう」と四位。レースの選択も含め、次走以降が楽しみな素材だ。

 インペリアルマーチの母は97年桜花賞馬キョウエイマーチ。昨年、半兄トライアンフマーチ(皐月賞2着)が3冠戦を皆勤しており、弟にも期待が高まる。好位にサッと取り付き、直線で楽々と前をとらえるレースセンスの良さはさすが。クラシック戦線に乗ってくる素質馬だ。
 中山ではロジサイレンス。追い出してからの反応の良さが抜群で、鞍上の柴田善はゴール前で抑えるほどだった。道中がスローだったために時計は目立たないが、能力の高さは示した。

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2010年1月19日のニュース