【シンザン記念】ガルボ軽快!清水英師も上機嫌

[ 2010年1月7日 06:00 ]

力強い走りを見せるガルボ

 変則3日間開催の日曜京都メーン「シンザン記念」の追い切りが6日、美浦、栗東の両トレセンで行われた。美浦組では朝日杯FS4着ガルボ(牡=清水英)がポリトラックで軽快な走りを披露。G1で健闘した前走から、さらに上昇気配を示している。

 清水英師の明るい表情がガルボの好調を物語った。ポリトラックでの追い切りは単走、馬なりで5F65秒2~1F12秒4。時計的には目立つものではないが、走りは軽快そのもの。3日にしっかり追われているとあって、師は「きょうはジャブ。前走よりいいんじゃないですか」とパンチを繰り出すしぐさを見せるなど上機嫌だった。
 前走・朝日杯FSは関東馬最先着の4着。1勝馬としては大健闘だが、師は満足していない。3~4角で窮屈になって直線入り口ではややポジションを下げながら、そこから鋭く伸びて3着ダイワバーバリアンとは0秒1差。「もう少し直線が長ければ3着はあった」と悔しさをにじませる。今度は同じマイルでも京都外回り。「馬群ももっとばらけるし、いいのでは」と歓迎した。
 夏の札幌でのデビュー2戦は完敗を喫したが、その後の休養で馬が一変した。「北海道の後にササ針をやれたのがプラスになった。体質的に強くなってきた」と師。馬体増が示すように馬体に幅が出て、レースぶりも安定してきた。
 新年早々、厩舎の雰囲気もいい。昨年は新年初日(1月4日)にトップキングダムが1位入線も失格。無念のスタートとなったが、今年は対照的に初日(5日)にタマモハーバーが500万を快勝した。「今年は幸先いいね。でも、人が硬くならないようにしないと。気楽にいきますよ」と師はリラックスムード。1勝馬だけに抽選が最初の関門となるが、それを突破するようなら、やはり侮れない1頭となる。

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2010年1月7日のニュース