【フェアリーS】アプリコットフィズは“アパパネ級”

[ 2010年1月7日 06:00 ]

 【東西ドキュメント 美浦6日】トレセン関係者の間で「坂路下」と呼ばれる小さなスタンド。坂路調教に向かう馬の担当者の待機所で、浜田がある調教師を待っていると、調教に騎乗する蛯名が入ってきた。

 新年のあいさつを済ませ、早速、フェアリーSで騎乗するアプリコットフィズの感触を確かめる。「暮れにも乗ったけど、変わらずいい感じだった。新馬戦の勝ち方(4馬身差の圧勝)は、開催の中でも上位にランクされると思う。力を出せる状態なら楽しみ」と力強い。
 関東を代表する名手は、西高東低の現状を踏まえ「関東からも強い馬がどんどんG1に出て行かないと盛り上がらない」と話す。目標は桜花賞だが、蛯名は最優秀2歳牝馬に選出されたアパパネの主戦も務める。「どっちに乗るか迷う?それくらいの馬になってほしいし、それだけの能力はある」。春のクラシックの足音は確実に近づいている。

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2010年1月7日のニュース