【朝日杯FS】発端は同じ生年月日の騎手の“凄い縁”

[ 2009年12月18日 06:00 ]

<朝日杯FS>鹿毛ですが、その名はエーシンホワイティ

 【G1ドキュメント・朝日杯FS=栗東17日】交流G1全日本2歳優駿を勝ったラブミーチャンはデビュー以来5戦無敗。17日の記事が大きな扱いとなったのも当然。マイルの距離も克服したし、来春の桜花賞は95年のライデンリーダーのように地方馬が話題の中心にいるかもしれない。

 新聞に目を通しながら菱田は以前、安藤勝から聞いた「あいつとは縁がある」の言葉を思い出した。ラブミーチャンの主戦騎手、浜口楠と安藤勝を結ぶ縁のことだ。同じ1960年3月28日、2人は生まれている。そればかりか中学校が同じでその後は笠松競馬に所属し、同じ釜の飯を食った間柄だ。なんとなく気になって菱田は安藤勝が朝日杯FSでコンビを組むエーシンホワイティの誕生日を調べてみた。あっ、惜しいっ。1日違いの3月27日。なんだか悔しいが、ともかく波乱の演出者になれる存在であることは間違いない。
 エーシンホワイティという名前から芦毛を連想させるが鹿毛。松元茂師は勝ち鞍2勝がいずれもレコードだったことに触れて「ダテに2度もレコード駆けはできない」と能力があってこそと強調する。ただ、朝日杯FSはマイルだから距離に泣く不安を抱えており、実際に1600メートルのデイリー杯で7着に敗れてもいる。距離の壁が果たしてあるのか、ないのか?
 水曜の追い切り後に安藤勝は「調教の感じなら千二の馬じゃない。むしろ千六がいいかも」と言う。テン乗りの大仕事を期待する。

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2009年12月18日のニュース