【プリンシパルS】ライジン執念差しでダービーへ

[ 2009年5月10日 06:00 ]

<プリンシパルS>レースを制したケイアイライジン(右から2頭目・10番)、2着のアントニオバローズ(右端・4番)

 ダービー最終トライアルの東京11R・プリンシパルSは、中団を進んだ6番人気ケイアイライジンが、先に抜け出した1番人気アントニオバローズを頭差かわして快勝。この上位2頭がダービー(31日、東京)の優先出走権を獲得した。

 ラスト切符に懸けるベテランコンビの執念が実った。残り1F、一度は抜け出したアントニオを猛然と追い詰め、頭差抜き去ったところがゴール。初騎乗の柴田善は「折り合いを心配したが道中も我慢してくれた。最後は体がくっつけば、何とかかわせると思った。ダービーに向け、いい勝ち方ができた」とニッコリ。
 一方、尾形師も破顔一笑だ。マイナス6キロのこん身の仕上げ。指揮官は「これで負けたら仕方ないというぐらい、きっちり絞った。(本番の)あと400メートルがどうかだけど、ダービーのファンファーレを聞けるだけでうれしいね」と3週後の競馬の祭典に思いをはせていた。

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2009年5月10日のニュース