(11)ヴィクトリー

[ 2008年2月23日 06:00 ]

父ブライアンズタイムという血統を背景に初のダート戦に臨む皐月賞馬ヴィクトリー

 ダート初挑戦となる昨年の皐月賞馬ヴィクトリー。今回、初コンビを組む後藤が美浦から栗東に駆けつけて最終調整を行った。

 坂路でウオーミングアップをしてゲートへ。向正面の引き込みにあるゲートから勢いよく飛び出すと軽快なダッシュ力を見せ、途中で鞍上が手綱を持っていかれそうになるほど元気いっぱいだ。「ゲートは速かったし背中の感じも走る馬だね」。と後藤は好感触に笑顔で語る。「ダートの走りは問題ないし、クラシックの距離よりもマイルくらいの方がいいんじゃないかな。本番もきょうみたいな感じでスムーズにスタートしてくれれば。枠もモマれない外め(11番)だし、少し押してでもハナに行くくらいのつもりで乗りますよ」と積極策を示唆した。
 動きを見守った音無師も「これで3週連続でゲート練習をやったし、普通に出てくれれば。つかみ切れない面はあるがダートには未知の魅力がある。可能性はあるんじゃないか」と前向きなコメント。鮮やかな逃げ切りを決めた皐月賞同様、自分でペースを握れる展開なら一発大駆けがあっても不思議のないムードだ。

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2008年2月23日のニュース