（４）フィールドルージュ

川崎記念に続くＧ１連覇を狙うフィールドルージュ

　追い切り翌日のフィールドルージュはいつも通りに厩舎周りの引き運動を約１時間。「追い切り後も変わることなく元気いっぱい」と西園師。報道陣から２枠４番決定を知らされると「外めの枠の方が良かったが…」と一瞬、表情を曇らせたが「大外を回すよりコースロスなく行けると考えよう。せっかく馬の状態がいいんだから、人間の方もプラス思考でいかなきゃ」と前向きだ。

　昨夏の函館で横山典が騎乗するようになってから馬が一変。「ノリがレースでいろんなことを教え込んでくれた結果。今回もすべて任せる」と師は鞍上に全幅の信頼を置いている。ヴァーミリアンとは過去２度対戦して１勝１敗。「向こうは世界を狙う馬だから大きなことは言えない」と言う師だが「ＪＣダートであの馬に１番迫ったのはウチの馬だからね」と逆転の望みも捨てていない。すべてを託された横山典がどんな騎乗を見せるか注目だ。