年寄り一蹴!モナーク/ダイヤモンドS

[ 2008年2月15日 06:00 ]

高田を背に、万全に仕上げられたアドマイヤモナーク

 東京メーンの「ダイヤモンドS」で重賞2連勝を狙うアドマイヤモナークが、14日の追い切りで力強い動きを披露した。

 前走・日経新春杯でデビュー38戦目にして待望の重賞初制覇を飾った遅咲きの素質馬アドマイヤモナークが、万全の態勢で重賞連勝を狙う。
 最終追い切りは高田(レースは安藤勝騎乗)を背にDWコースの単走。馬場はかなりぬかるんで重い状態だったが、力強いフットワークでじわじわ加速していく。直線で鞍上のゴーサインが出るとラスト1Fは12秒2でしっかりと伸び切った。この動きを見る限り、前走の疲れはまるで感じられず引き続き好気配をキープしている。
 じっと愛馬の動きを見守った松田博師も「言うことなしや」と表情を緩めた。「もう年寄り(7歳)だからそんなに状態は変わらんけど、いつも通り順調。以前より柔軟性が出てきたかもしれんな」とここへ来ての成長を評価する。
 今後は天皇賞・春(5月4日)を目標にしていくことになる。昨年12月のスポニチ賞ステイヤーズS(3着)、1月万葉S(3着)と長距離戦の経験を積ませてきており、同じく芝長距離戦、ハンデ57・5キロを背負う今回は本番への絶好の“試走”になる。「今年の(天皇賞の)メンバーならやれそうや」とG1への手応えを明かす松田博師。そのためにも、前走に比べてかなり相手にも恵まれた感があるここはきっちり結果を残しておきたいところ。多くのお手馬が出走していたきさらぎ賞ではなく、この馬に騎乗するため東京を選んだ安藤勝の手綱さばきも見ものだ。

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2008年2月15日のニュース