【王将戦第3局】藤井王将「認識が甘かった」 右銀を攻めに活用も通じず、19回目7番勝負初の1勝2敗

[ 2026年2月4日 19:39 ]

<第75期王将戦・第3局 第2日>対局を終え、インタビューに応じる藤井王将。手前は永瀬九段(撮影・河野 光希)
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 将棋の第75期王将戦7番勝負(特別協力・スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社)第3局が3、4日の両日、東京都立川市の「オーベルジュ ときと」で指され、挑戦者の永瀬拓矢九段(33)が藤井聡太王将(23)=名人を含む6冠=に91手で勝利した。通算成績は永瀬の2勝1敗。

 藤井は終局後、不満を語った。「認識の甘いところがあった。(右金を繰り出して)先手陣に迫ったが、それ以上前進できなかった」。38手目△8六金。自陣からの飛車の支援も受け、永瀬王の頭上へ圧力を加えたはずの1日目午前の進行を悔いた。

 前期第5局、後手番258局目にして解禁した、角道を開ける2手目△3四歩。以降7戦全勝と新境地を開拓し、今回は右金を前線へ送り出した。予定の作戦だったが初黒星を喫した。そして通算19回目の7番勝負第3局を終え、追う展開も自身初。「第1、3局はどちらもチャンスの少ない将棋だった。内容を良くしていかないと」。第1局直前の振り駒で、勝率上不利な後手を引いた。それを言い訳とせず、視線を指し手に向けた。

 敗色濃厚だった72手目、1時間10分を投じて△4三同金と詰めろをかけた。前期は同じ第3局の立川対局で逆転勝ちし、立会人の青野照市九段を「(藤井に)催眠術を使われたようです」と驚かせた。その再現を狙うかのように諦めなかった。敗れてなお「らしさ」は見せた。

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