漫才&コントの“二刀流”第1回大会は“漫才のできるコント師の大会” ルールや採点方法の進化に期待

[ 2025年7月21日 22:50 ]

「ダブルインパクト」で初代王者に輝いたニッポンの社長(c)日本テレビ
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 新たなお笑い賞レース「アサヒビール スマドリ ダブルインパクト 漫才&コント 二刀流No.1決定戦 2025」決勝が21日、東京・汐留の日本テレビで行われ、ニッポンの社長が2875組の頂点に輝き、賞金1000万円を手にした。

 第1回大会の決勝では、1本目のネタに7組中6組がコントを選んだ。漫才とコントどちらから入るかの選択は各コンビに委ねられていた。このような事態になった要因として、大きく2つの点が考えられる。

 一つが決勝のメンバー構成。昨年のコント日本一決定戦「キングオブコント(KOC)」で準優勝した「ロングコートダディ」や2013年王者「かもめんたる」を筆頭に決勝進出者にはコントを得意とする芸人が多く名を連ねた。

 大会レギュレーションも、M-1グランプリやKOCと異なり、1本目の結果に関わらず、確実に2本見せられるという独自のもの。得意とするコントから入ることで、安定した点数を稼ぎ2本目に行く戦法を多くのコンビが選択したと推測される。

 結果的に唯一、1本目で漫才を選択した「スタミナパン」は最下位に沈み、この選択の正しさが証明される形となってしまった。

 結果として最後は「M-1グランプリ」でも結果を出していた大本命「ロングコートダディ」「ニッポンの社長」の一騎打ちに。1本目のコントで差を付けた2組が大会を優位に進めた。今大会は「漫才のできるコント師の大会」と言えるのかもしれない。

 もう一つが漫才の持つ自在性だ。マイク一本で行う漫才はコントに比べて、ネタ選択に直前まで融通が利く。加えて、つかみでは1本目のアクシデントなどのアドリブを入れることができるなど、巻き返しも狙える。

 だが今大会は2本目に漫才を選んだコンビが多かったことで審査が難航。優勝、準優勝の2組を除いた漫才の点数は3点差以内になる大接戦となった。その影響もあり、1本目のコントの点差がそのまま順位に反映されることとなった。

 漫才&コント二刀流の日本一を決めるという画期的な大会。来年以降、ネタ選択も含めて、まだまだ改善の余地はありそうだ。第2回大会に期待が膨らむ。(前田 拓磨)

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