永瀬九段 自身2番目2時間24分の長考で封じ手 藤井王位との第2局1日目

[ 2025年7月15日 19:20 ]

藤井聡太王位(中央)が見守る中、立会人の福崎文吾九段(右)に封じ手を渡す永瀬拓矢九段(日本将棋連盟提供)
Photo By 提供写真

 将棋の藤井聡太王位(22)=王将など7冠=に永瀬拓矢九段(32)が挑む第66期王位戦7番勝負第2局は15日午前9時、神戸市「中の坊瑞苑」で1日目が始まり、戦型は先手・藤井の角換わり腰掛け銀へ進んだ。小刻みに時間を使う藤井に対し、永瀬はハイペースで指し手を進め、午後3時半すぎ、75手目時点で藤井は消費時間3時間54分、永瀬は1時間の消費と3時間近い大差がついた。

 ところがそこから永瀬の指し手が止まる。2筋から3筋へ金を寄り、浮き駒をなくす藤井の自然な75手目に将棋盤へ近づいての考慮が始まった。

 延々考え続けた午後6時、立会人の福崎文吾九段が封じ手時刻になったことを告げると即座に「封じます」。実に2時間24分。永瀬にとっては今年1月、同じく藤井に挑んだ王将戦第2局、封じ手直前の42手目に自己最長2時間32分を費やしたのに次ぎ、18年7月の順位戦B級2組で藤井猛九段相手に記録した2時間23分を超える自身2番目の長考となった。

 第1局は振り駒を経て永瀬の先手で始まり、千日手指し直しの末、藤井が勝利した。千日手は指し直し局が決着した時点で完結となるため、指し直し局は藤井の先手だったが第2局も藤井の先手となった。

 そしてお互いの得意戦法・角換わり腰掛け銀へ進んだことで、気運が高まりかけたのが千日手。5月の名人戦第4局以降、両者の対戦ではいずれも角換わりへ進んだ後、千日手になり、その指し直し局でも角換わりへ進んだ。第4局、第5局、王位戦第1局で、永瀬、藤井、藤井の順に制してきた。「3度あることは4度ある」と注目されたが、中盤特有の押し引きが続く現局面ではその予兆はない。

 王位戦は持ち時間8時間の2日制。藤井は3時間54分、永瀬は3時間24分消費した。2日目も同所で午前9時から指し継がれる。

続きを表示

「永瀬拓矢」特集記事

「美脚」特集記事

芸能の2025年7月15日のニュース