カンテレ・大多亮社長辞任 中居氏トラブル時のフジ専務 報告書での厳しい指摘に「迷惑かけられない」

[ 2025年4月5日 04:30 ]

4日、囲み取材を行い、辞任を発表した関西テレビ(カンテレ)の大多亮社長
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 元タレント中居正広氏(52)の性暴力に端を発するフジテレビの問題で、当時のフジ専務だった系列局関西テレビ(大阪市)の大多亮社長(66)が4日、辞任した。同日の臨時取締役会で申し出て受理された。

 大多氏は3月31日に公表された第三者委員会の調査報告書で、中居氏と元フジ女性アナウンサーとの間にトラブルが発生していると報告を受け、港浩一社長、編成制作局長(ともに当時)の3人で「プライベートな男女間のトラブル」と判断。コンプライアンスを扱う部署と情報共有をしなかったと問題視された。女性の対応、中居氏の番組継続を、番組制作・編成出身の「同質性の高い壮年男性のみ」で意思決定し「極めて“思慮の浅い”経営判断の誤りを犯した」と厳しく指摘されていた。

 臨時取締役会後に会見した大多氏は「彼女にとってよかれと思ったことが、そうではなかった。(報告書に)古い3人が分かっていないと書いてあったが、まさにそういうこと」とし、女性には「心情に寄り添うことができず、本当におわびしたい」と改めて謝罪した。カンテレはCM出稿停止などで、1~3月で約3億円減収。4月も単月で約9億円減収(現時点)の見通し。営業にも損害が出ており「これ以上、迷惑はかけられない」ことも辞任の理由とした。

 大多氏は「東京ラブストーリー」「101回目のプロポーズ」など視聴率30%超え大ヒットドラマのプロデューサーとして90年代の“フジ黄金期”をけん引し、昨年6月にカンテレ社長就任。報告書では、女性アナを同席させる会合を行い、性的会話があり不快だったと述べる参加者もいたと指摘された。「そういったフジの企業風土が影響した事案だと思うか」の質問に「編成というクローズドなところで決めていたことへの厳しい指摘を受け“そう見えても仕方ないな”と思った」と返答。「自分も含めてアップデートできていない。あの時(80、90年代)の空気感、ノリであるとか…」と反省を口にした。

 1月のカンテレ定例会見では、中居氏へ怒りの感情をあらわにした大多氏。「今となってはコメントもない」と一言。「刑事告訴する考えは?」の質問には「女性の意思がないとできないと思う。私どもからというのは考えていない」と話した。新年度になってもスポンサーが戻らない古巣フジへは「信頼回復をなし得て、いい企業風土の会社として再生してほしい」との言葉を残した。

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