「ドクターX」P明かす 西田敏行さんが演じたかった人物「テレ朝だったらできるでしょ」“打診”あった

[ 2024年12月22日 07:00 ]

西田敏行さん
Photo By スポニチ

 【インタビュー】女優・米倉涼子(49)主演の映画「劇場版ドクターX」が6日に公開され、好調スタートを切った。12年続いたテレビ朝日の人気ドラマシリーズが今作で完結。天才的な腕を持ちながら組織に属さず、病院を渡り歩く主人公・大門未知子の誕生秘話が初めて明かされるほか、未知子が過去最大の危機に挑む注目作。2013年の第2シリーズから出演し、大門を目の敵にする病院の重鎮・蛭間重勝役で人気シリーズを支えてきた西田敏行さんが76歳で10月に他界した。テレビ朝日取締役でエグゼクティブプロデューサーの内山聖子(さとこ)氏が西田さんとの秘話を明かした。(鈴木 美香)

 2013年の第2シリーズから出演し、大門を目の敵にする病院の重鎮・蛭間重勝役で人気シリーズを支えてきた西田さん。内山氏は「この10年では、西田さんの連続ドラマではドクターXが一番多かったですし、私もついつい甘えて、自分が担当するほかのスペシャルドラマでも出演をお願いしていました。普通なら断るような役柄でも“いいよ、出るよ”っておっしゃっていただいて、9月21日に放送した“終りに見た街”では、宮藤官九郎さんが脚本ということもあったと思いますが、役名がなく、ただ“農夫”という役で、20秒ぐらいの出演でしたが、引き受けてくださいました。短い時間でも西田さんがそこにいるだけで作品がどれほど豊かになるか。それを実感した作品でした。最後のこの1年はプロデューサーとしてはおそらく私が一番関わったと思います。その意味ですごく幸せでした」と感謝した。
 
 実は西田さんから今後演じたい役について“打診”されていた。「最近は、ひざを悪くされていて車椅子でしたが、上半身はとても元気でどんな役でもできたでしょうし、田中角栄をやりたいとすごくおっしゃっていました。“テレビ朝日は大人の骨太なドラマを作ることが多いし、2時間ドラマとか、スペシャルドラマが減っている中で、終りに見た街みたいなドラマを作るわけだから、きっとドキュメンタリードラマみたいなものも作るだろうから、田中角栄をやらせて!”と」

 内山氏も「取材など準備の時間がかなりかかると思っていたのですが」と動き出そうとしていた。「西田さんからは“早くしてくれないとくれないと年取っちゃうよ”ともせかされたりして」。だが、実現することなく、西田さんは旅立ってしまった。「政治がどうとかではなく、日本を動かす、付いていきたくなるような、何かそういうキャラクターをドラマの中で西田さんだったら見たかったという思いがあります」。寂しげな表情が浮かんだ。

続きを表示

この記事のフォト

「米倉涼子」特集記事

「美脚」特集記事

芸能の2024年12月22日のニュース