【全文】「虎に翼」原爆裁判 ラスト4分 判決文のみの異色描写「よねさんの涙」など続々トレンド入り反響
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女優の伊藤沙莉(30)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「虎に翼」(月~土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)は6日、第115話が放送された。ラスト約4分、裁判長・汐見圭(平埜生成)が「原爆裁判」の判決文を読み上げるのみの異色描写となった。オンエア後(午前9時)には「政治の貧困」(12位)「よねさんの涙」(35位)「主文後回し」(36位)「判決理由」(37位)と関連ワードが続々と「X(旧ツイッター)」の国内トレンド入り。反響を呼んだ。
<※以下、ネタバレ有>
向田邦子賞に輝いたNHKよるドラ「恋せぬふたり」などの吉田恵里香氏がオリジナル脚本を手掛けた朝ドラ通算110作目。日本初の女性弁護士・判事・裁判所所長となった三淵嘉子氏をモデルに、法曹の世界に飛び込む日本初の女性・猪爪寅子(ともこ)の人生を描く。吉田氏は初の朝ドラ脚本。伊藤は2017年度前期「ひよっこ」以来2回目の朝ドラ出演、初主演となった。
第115話は1963年(昭和38年)6月、桂場等一郎(松山ケンイチ)は最高裁判事の一人に任命され、竹原梅子(平岩紙)道男(和田庵)にも人生の転機が訪れる。更年期の不調を抱えながら、認知症の星百合(余貴美子)に向き合う佐田寅子(伊藤沙莉)。そして同年12月、「原爆裁判」の判決が言い渡される…という展開。
1963年(昭和38年)11月、判事補・漆間昭(井上拓哉)が判決の草案を書き上げた。
汐見圭(平埜生成)「残念ながら、原告に賠償請求する権利があると認めることは、法的に不可能と言わざるを得ません」
漆間「そうですね…」
寅子「はて?そうでしょうか?請求棄却の一言で、この裁判を、判決を終わらせてはいけない。それは、我々の総意では?例えば、最後に、もう少しだけ書き加えるのはどうでしょう?」
1963年(昭和38年)12月7日、土曜日。東京地方裁判所第十一号法廷。
汐見は判決主文を後に回し、判決理由の要旨を先に読み上げた。当時の民事裁判としては異例。
「当時、広島市には、およそ33万人の一般市民が、長崎市には、およそ27万人の一般市民が住居を構えており、原子爆弾の投下が、仮に軍事目標のみをその攻撃対象としていたとしても、その破壊力から、無差別爆撃であることは明白であり、当時の国際法から見て、違法な戦闘行為である。では、損害を受けた個人が、国際法上、もしくは国内法上において、損害賠償請求権を有するであろうか。残念ながら、個人に国際法上の主体性が認められず、その権利が存在するとする根拠はない」
法廷を出ようと、傍聴席の記者たちが立ち上がる。
「人類始まって以来の、大規模かつ強力な破壊力を持つ原子爆弾の投下によって、被害を受けた国民に対して、心から同情の念を抱かない者はないであろう」
記者たちが座る。
「戦争を廃止、もしくは最小限に制限し、それによる惨禍を最小限にとどめることは、人類共通の希望である。不幸にして戦争が発生した場合、被害を少なくし、国民を保護する必要があることは言うまでもない。国家は、自らの権限と自らの責任において開始した戦争により、国民の多くの人々を死に導き、傷害を負わせ、不安な生活に追い込んだのである」
星航一(岡田将生)も廊下で聞いている。
「原爆被害の甚大なことは、一般災害の比ではない。被告がこれに鑑み、十分な救済策をとるべきことは、多言を要しないであろう。しかしながらそれは、もはや裁判所の職責ではなく、立法府である国会、および行政府である内閣において、果たさなければならない職責である。それでこそ、訴訟当事者だけでなく、原爆被害者全般に対する救済策を講ずることができるのであって、そこに立法、および立法に基づく行政の存在理由がある。終戦後十数年を経て、高度の経済成長を遂げた我が国において、国家財政上、これが不可能であるとは到底考えられない。我々は本訴訟を見るにつけ、政治の貧困を嘆かずにはおられないのである」
「主文。原告らの請求を、棄却する」。記者たちが法廷を出る。「訴訟費用は、原告らの負担とする。閉廷します」。8年に及ぶ裁判は、国側の勝訴で幕を閉じた。
山田よね(土居志央梨)は涙を流し、岩居(趙珉和)は雲野六郎(塚地武雅)の写真を見つめた。
主人公のモデルとなった女性法曹・三淵嘉子氏の生涯と家庭裁判所の歴史をまとめた「家庭裁判所物語」の著者で、今作に「取材」という役割で参加しているNHK解説委員・清永聡氏は「特に読み上げた後半部分は、実際の『原爆裁判』の判決文とほぼ同じになっています」と明かした。
9日から第24週「女三人あれば身代が潰れる?」に入る。
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