古市憲寿氏「ちょうどコロナ世代…あんまりお酒の飲み方とか」近大剣道部員の死亡事案に私見

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　社会学者の古市憲寿氏（38）が19日、フジテレビの情報番組「めざまし8（エイト）」（月～金曜前8・00）に出演。全国制覇の経験もある強豪、近畿大剣道部の部員同士で飲酒後にけんかし、相手にケガを負わせたとして、大阪府警が傷害の疑いで3年生部員の男（21）を現行犯逮捕したことについて言及した。

　ケガをしたのは同学年の男子部員（21）で、くも膜下出血で救急搬送され、治療を受けていたが、16日に死亡した。府警は傷害致死容疑も視野に関連を調べる。逮捕容疑は5日未明、同府東大阪市で男子部員を暴行してケガを負わせた疑い。

　近畿大は18日、大阪市内で会見し「2人のふざけ合いがエスカレートして路上でけんかのような状態になったが、行為と死亡の因果関係は分かっていない」と説明した。大学側によると、死亡した部員と逮捕された男を含む計6人が、今月4日夜から5日未明まで大学近くの飲食店で会食し酒を飲んだ。当事者の2人は普段から仲が良かったが、会計時からふざけ合い、退店後にけんかのような状態に。男を平手打ちした男子部員が、男に追いかけられて叩かれたか押されたという。この際、駐輪中の自転車に倒れ込み、うずくまって動かなくなり、救急搬送された。

　また、同席していた19歳の2年生部員2人が飲酒していたことも発覚。大学が調査を進めると、この2人を含む20歳未満の2年生部員9人全員が過去の飲酒を認めたという。

　古市氏は「5日に事件で16日に亡くなったってことで、もしもそこで助かっていればって、どうして残念だなって思うんですけど」としたうえで、「ちょうどコロナ世代ですよね。コロナ時代の中で大学に入学して、だからあんまりお酒の飲み方とか、人とのはしゃぎ方とかを、もしかしたら学べてなくて、今年とか昨年くらいからわーっとお酒とかを飲んだりとか、はしゃぐようになって、そういう付き合い方があんまり分かってなかった、羽目を外しすぎちゃったのかなってのは思いました」と私見を述べた。