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SUVのEVを共同開発 トヨタとスバルが合意

[ 2019年6月6日 16:49 ]

 トヨタ自動車とSUBARU(スバル)は6日、スポーツタイプ多目的車(SUV)モデルの電気自動車(EV)を共同開発することに合意したと発表した。EV専用の車台の開発でも連携する。開発したSUVは、両社のブランドで販売する。米国などの主要市場で、2020年代前半の投入を目指す。

 トヨタとスバルは、EVの基盤技術の開発で協業しているものの、EVの車両本体を共同開発するのは初めて。トヨタが強みを持つ電動化のノウハウと、スバルの駆動技術を組み合わせてEV開発を加速させ、販売の拡大を図る。

 共同開発する車台は、SUVに加えてセダンなど複数の車種に活用する。スバルはEVの単独開発をいったん断念し、トヨタとの共同開発に移行する。

 EVの開発は大容量の電池の搭載が必要となるなど、従来の車よりも多額の開発費がかかる。両社は協業により、コストを抑えたい考えだ。

 トヨタとスバルは05年に業務提携し、開発、生産、販売などの分野で協業を進めてきた。12年にはスポーツカーを共同開発し、トヨタは「86(ハチロク)」、スバルは「BRZ」の車名で発売。スバルが18年に米国で発売したプラグインハイブリッド車(PHV)にも、トヨタがハイブリッドシステムを供給している。

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