レギュラー185円!ガソリン最高値更新

[ 2008年8月6日 06:00 ]

 石油情報センターが6日発表した石油製品市況の週間動向調査(4日現在)によると、レギュラーガソリンの全国平均小売価格は、前週に比べ1リットル当たり4円40銭高の185円10銭と、1987年の調査開始以来の最高値を更新した。

 価格上昇は、原油価格の高騰を受けて新日本石油など石油元売り大手の大半が石油製品の卸値を1日から引き上げたため。夏休みの旅行や帰省などで車を使う機会が多いシーズンを迎え、家計には大きな負担となりそうだ。
 レギュラーの平均価格は沖縄を除いた各都道府県で上昇し、長崎と大分は190円台に乗った。ハイオクの全国平均も196円と過去最高で、長崎、大分は200円を超えた。軽油の全国平均も167円40銭で過去最高となった。
 ただ、買い控えが広がり、ガソリンスタンドの価格競争は激しくなっている。石油情報センターは「値下げを迫られるスタンドもありそうだ」と指摘。6、7月も、上旬は卸価格の引き上げを反映して平均小売価格が上昇したが、中旬以降は、やや値を下げた。
 7月中旬からは原油価格が下落し始めており「このままなら9月の卸価格は横ばいか引き下げになるかもしれない」(業界関係者)との声も出ている。レギュラーのこれまでの最高値は、7月7日時点の181円50銭。

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2008年8月6日のニュース