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ウエルター級国内最強は俺だ!佐々木尽が東洋太平洋王者に判定勝ち 30分間ド突き合いに東京D大興奮

[ 2026年5月2日 19:00 ]

東洋太平洋ウエルター級タイトルマッチ   同級1位・佐々木尽(八王子中屋)<10回戦>王者・田中空(大橋) ( 2026年5月2日    東京ドーム )

壮絶な打ち合いを制し新王者に輝いた佐々木尽(撮影・長久保 豊)
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 プロボクシングのウエルター級元アジア2冠王者の佐々木尽(24=八王子中屋)が東洋太平洋同級王者・田中空(24=大橋)に2―1で判定勝ちし、王座に返り咲いた。プロデビューから5連続KO勝ちだった田中に土をつけ、ウエルター級国内最強を改めて証明した。

 初回から頭を付けてのド突き合いがスタート。フックをガンガン振るう佐々木に対し、田中はボディーやアッパーの連打などで対抗した。5回には田中がロープ際に追い込んで攻め立て、佐々木が反撃して打ち合いは激しさを増した。

 5回終了後の公開採点では2―1で佐々木がリード。田中は圧力を強めたが、佐々木も一歩も引かない。田中が手数を出せば佐々木がパワーパンチで盛り返し、東京ドームを沸かせた。10ラウンド、30分間の殴り合いが終わると場内は大きな拍手に包まれた、採点はジャッジ1人が96―94で田中を支持したが、残り2人は97―93、96―94で佐々木だった。

 佐々木は昨年6月、WBO世界ウエルター級王者ブライアン・ノーマン(米国)相手に世界初挑戦して5回TKO負け。目標として公言している「日本人初のウエルター級世界王者」はならなかった。それでも今年2月に2回TKO勝ちして再起に成功。今回、「プロになったのは自分が先だけど、中学時代から強いと有名だった。最初のスパーリングでもやられた」という田中を倒し、国内トップの地位を固めた。

 タイトル挑戦に向けてはSNSで自身の新愛称を募集し、「意味は物語。負けても勝っても魅せる試合をしたい」と「ザ・ムービー」を選んだ。計量失敗や肩のケガによるブランク、世界初挑戦での無残なKO負けなど既に波瀾万丈のプロストーリーに、東京ドームでの勝利という場面を新たに加えた。次に目指すのは“世界再挑戦の章”だ。

 ▼佐々木 お客さんに失礼な内容でガッカリさせたけど、正直こんなものじゃないです。3回以内には決めようという覚悟で戦ったんですけど、田中選手もディフェンスを意識して冷静にやっていた。それを倒せず、今のままでは世界は無理だと思いました。でも、世界チャンピオンを目指して頑張ります。次は9月21日に強い相手と戦うので、八王子に見に来てください。

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