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谷口将隆 世界2階級制覇逃す 5回のダウン響いた…判定負け「申し訳ない」32歳窮地

[ 2026年4月4日 05:30 ]

WBA&WBO世界ライトフライ級タイトルマッチ12回戦   ●谷口将隆 判定 レネ・サンティアゴ〇 ( 2026年4月3日    後楽園ホール )

3回、サンティアゴ(左)と打ち合う谷口(撮影・島崎 忠彦)
Photo By スポニチ

 元WBO世界ミニマム級王者の谷口将隆(32=ワタナベ)がWBA&WBO統一世界ライトフライ級王者レネ・サンティアゴ(33=プエルトリコ)に0―3判定で敗れ、世界2階級制覇を逃した。5回に痛恨のダウンを喫し、ジャッジ1人が7点差をつける大差での敗戦。23年1月にWBOミニマム級王座から陥落して以来、約3年3カ月ぶりの王座返り咲きとはならなかった。

 プロデビューからちょうど10年の節目の日に世界王者としての第2章をスタートさせることはできなかった。判定結果を聞くと谷口は拍手で相手を称えながら「期待していただいたのに申し訳ない。負けてしまい、すみませんでした」と肩を落とした。自身3度目の後楽園ホールでの世界戦で、日本人王者に連勝中の統一王者の牙城を崩せなかった。

 初回からプレスをかけ積極的に手数を出したが、被弾が目立ち始めた5回、打ち終わりを狙われ相手の右フックで痛恨のダウン。最終12回はゴングと同時に飛び出し、強引に逆転KOを狙ったが、最後まで相手を捉えることはできなかった。

 ジャッジへの見栄えなどを考慮し日焼けサロンで肌を焼き、金色に染めた短髪で出陣。不利になる要因は全て排除した。「ボクシング人生で一番練習した」と話すほど自身を追い込み、あらゆる攻撃パターンも用意した。23年1月の王座陥落後から自重でのトレーニングを重視し、上の階級で戦うための筋力強化に着手。24年12月の東洋太平洋同級タイトルマッチ敗戦後は引退も考えたが、再起。どん底からはい上がってつかんだチャンスだったが、あと一歩及ばなかった。

 勝てばWBC王者の岩田翔吉(30=帝拳)ら他団体王者との統一戦実現にもつながったが、キャリア終盤に痛すぎる敗戦。所属するワタナベジムの世界戦連敗も6に伸びてしまった。世界戦線から後退し、窮地に立たされた32歳は「負けたばかりで何も考えられない。(頭が)真っ白です」と進退を保留した。

 ◇谷口 将隆(たにぐち・まさたか)1994年(平6)1月19日生まれ、神戸市出身の32歳。中学1年でボクシングを始める。神戸第一高―龍谷大。16年4月3日にプロデビュー。18年11月、WBOアジア・パシフィック・ミニマム級王座、20年12月に日本同級王座獲得(防衛1)。21年12月、メンデス(プエルトリコ)に11回TKO勝ちでWBO同級王座獲得。23年1月、2度目の防衛戦でジェルサエム(フィリピン)に2回TKO負けし、王座陥落。1メートル62の左ボクサーファイター。

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