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井岡一翔 中谷潤人が苦戦も「階級を上げる難しさ感じない」尚弥より「先に5階級という気持ちはない」

[ 2025年12月30日 13:03 ]

WBA世界バンタム級挑戦者決定戦   同級9位・井岡一翔(志成)<12回戦>同級11位 マイケル・オルドスゴイッティ(ベネズエラ) ( 2025年12月31日    東京・大田区総合体育館 )

計量をパスしオルドスゴイッティ(右)と笑顔で握手する井岡(撮影・沢田 明徳)
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 バンタム級転向初戦に臨む世界4階級制覇の井岡一翔(36=志成、31勝16KO4敗1分け)が30日、都内のホテルで前日計量に臨み、リミットの53.5キロでパスした。対戦相手のマイケル・オルドスゴイッティ(24=ベネズエラ、15勝14KO1敗)は200グラム軽い53.3キロだった。

 井岡は24年7月、フェルナンド・マルティネス(アルゼンチン)とのWBA&IBF世界スーパーフライ級王座統一戦に敗れて世界王座から陥落。25年5月のマルティネスとの再戦に敗れており、再起戦でバンタム級初戦に臨む。

 計量後に会見した井岡は「初のバンタム級ということで新たにトレーニングだったり。調整の仕方だったり、この試合へ向けて成長を求めて、考えながらやってきた。その中でも凄く良い状態で、コンディションもつくれていると実感している」「トレーニングや私生活、いろんな面で自分と向き合う中で、自分自身の伸びしろ、ここがまだ伸びるんじゃないかと感じることができた。感じることで楽しさが増した」とコメント。相手の印象を問われると「積極的で好戦的な選手と思う。パワーだったり、バンタム級の初めてのリングで感じることはあると思う」と述べ、「良い勝ち方、良いパフォーマンスで勝たないといけないと思いますけど、自分の今までやってきたボクシングに、バンタム級でのパワーやフィジカルという部分でも全然強いな、戦えるというところを見せたいと思う」と意気込んだ。

 27日にサウジアラビアで行われた興行ではスーパーバンタム級初戦に臨んだ中谷潤人(M.T)が打ち合いで大苦戦した。“階級の壁”について問われると「もちろん階級を上げたからパワー、フィジカルできつい展開を迎えた部分もあると思いますけど、相手のスタイルや戦略、中谷選手が研究されていたり、中間距離でなかなか戦えなくて距離を潰されて、接近戦が続いてしまったこともキツい展開だったのでは。 それが階級を上げた初戦で露骨に出てしまった。相手は前に来るというスタイルしかなかったが、パワーや経験で止めることができなかったと感じた」と分析。一方で、「僕自身も階級を上げて4階級をやってきて、バンタム級でもそういう難しさや覚悟は考えながらやっている。 あの試合を見て階級上げる難しさは感じなかった」とも答えた。

 今後視野に入れる5階級制覇については、世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)もフェザー級で狙っている。先に達成するこだわりについては「正直ないです。自分がこのタイミングで(バンタム級に)挑戦させてもらうという状況なだけで、井上選手が5階級制覇を狙うから自分が先という気持ちもないです」と否定。「彼は彼で素晴らしい偉業をされている方で、彼には彼のタイミングがある。僕はこのタイミングで明日しっかり良い試合をして、5階級制覇につながる試合をしたい」と語った。

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