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「尚弥の再来」藤木勇我が全日本選手権準決勝進出 現役高校生が大学生に完勝「1位獲ってアマ卒業したい」

[ 2025年11月27日 16:41 ]

ボクシング全日本選手権第3日 ( 2025年11月27日    東京・ひがしんアリーナ )

判定勝ちで準決勝進出を果たした藤木
Photo By スポニチ

 男女22試合が行われ、男子ウエルター級では「井上尚弥の再来」とも呼ばれる、24年U19世界選手権60キロ級金メダリストの藤木勇我(大阪・興国高3年)が松久優作(法大4年)に5―0判定勝ちで29日の準決勝進出を果たした。

 鋭い左ジャブから強烈な右オーバーハンドを再三ヒット。接近戦でも右アッパー、左フックと多彩な攻めを披露。アマデビューから47戦全勝(35RSC)とし「試合前から(決勝までの)残り3戦はヤマ場だと思っていた。最後まで緊張感を持って戦えた」と自らに合格点。2回1分42秒ABD(棄権)勝ちした25日の初戦に続く連続KО記録は17でストップしたが「全く気にしていません」と涼しい顔を浮かべた。

 自身にとってシニアの大会に出場するのは初。過去にはプロボクシング世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(32=大橋)やWBA世界スーパーフェザー級3位の堤駿斗(26=志成)らが高校生ながら全日本選手権で優勝してきたが、数少ない。「高校最後の大会で強い人と戦って、勝って恩返しがしたかった」と異例の挑戦を決めた。

 その井上と早くも比較される逸材は「自分はまだまだ。今日の内容ではだめだし、本調子は出せていない」と渋い表情。それでも試合後は、井上が今年5月に米ネバダ州ラスベガスで試合をした際につくられた「怪物Tシャツ」を着用。「お気に入りなので大事な試合の時は着るようにしています」とあどけない一面ものぞかせる。

 横浜市内の大橋ジムでも定期的に練習し、来春にもプロ転向を視野に入れる。「最後に花を咲かせて、1位を獲ってアマチュアを卒業したい。次も圧倒して決勝に上がりたい」とまずは30日の決勝進出を誓った。

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