WBO-AP会長 国内の10回戦短縮を承認 王者・川浦V2戦へ「影響ない」挑戦者・白石は「やるだけ」
プロボクシングWBOアジア・パシフィック・スーパーフライ級タイトルマッチ10回戦 川浦龍生(三迫)《10回戦》白石聖(志成) ( 2025年8月12日 東京・後楽園ホール )
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プロボクシングWBOアジア・パシフィック・スーパーフライ級タイトルマッチの前日計量が11日、都内で行われ、王者の川浦龍生(31=三迫)はリミットの100グラムアンダーとなる52・0キロでパス。挑戦者で同級10位の白石聖(28=志成)は51・9キロでともに一発クリアした。
2日の興行に出場した神足茂利さん(M・T)と浦川大将さん(帝拳)は試合後に硬膜下血腫のため開頭手術を受け、ともに亡くなる日本ボクシング史上初の惨事が起きた。日本ボクシングコミッション(JBC)は再発防止策の一つとしてこのタイトル戦から、従来の12回戦から10回戦への短縮を決定。試合直前の変更となったが、王者・川浦は「リング禍が起きてしまったので(ラウンド数が)減ることは仕方ない。自分として影響や不安はない。10回になったところで自分のペースになるだけ」と2度目の防衛に自信を示した。
WBA世界同級3位に入るなど、WBO5位、IBF7位と世界ランキング上位に入る。“頂点”に君臨するWBC&IBF世界同級統一王者ジェシー・“バム”・ロドリゲス(25=米国、帝拳)は11月にWBA王者フェルナンド・マルティネス(33=アルゼンチン)との統一戦を行う予定。川浦は「今は統一路線になっているが、ベルト統一後や返上後に動きがあると思う。その時にいつでもいけるような態勢はとっておきたい」と気を引き締める。
挑戦者の白石とは“苦手”のフェースオフで見つめ合い、決戦に向け気持ちを高めた。「相手も自分のベルトと世界ランクを狙って気合は入っていると思う。お互い“待ち”の展開になると思われているかもしれないが、退屈な試合にならないようにうまく盛り上げられたら。勝つことしか考えていない」と自信をのぞかせた。
対する挑戦者・白石は「調整はバッチリ。コンディションはいい」と話し「何ラウンドでもよかった。12回戦戦う準備をしてきた」とラウンド短縮への影響を一蹴した。
23年に王者だった・中川健太(40=三迫)に12回判定負けを喫して以来、2度目のタイトル挑戦。「あのときは調整不足だったが今回はバッチリ。絶対勝ってベルトを獲りたい」と話し「試合の時には覚悟はできている。やってやるだけ」と静かに闘志を燃やした。
この日はWBOアジア・パシフィック(AP)のレオン・パノンシロ会長も来場。今後、国内開催のWBO―AP王座戦の12回から10回への短縮を承認した。選手、トレーナーとして約30年の経験がある同氏は、相次ぐリング禍に心を痛めながらも「普段から選手と多く接しているのはトレーナー。ラウンドごとの様子に常に目を配り、異変があればすぐに試合を止めてほしい」と呼びかけた。



















