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松田尚之が優勝候補の筒井ちび太に競り勝ち4強 帝京高サッカー部出身大沼ケンも強敵撃破

[ 2025年7月8日 22:28 ]

ボクシングヘビー級トーナメント4回戦準々決勝 ( 2025年7月8日    東京・後楽園ホール )

準決勝に進出した松田
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 優勝賞金1000万円を懸けた「フェニックストーナメント・アジアヘビー級チャレンジカップ」の準々決勝3試合(1試合は棄権による不戦勝)が行われ、5月の初戦で2回TKO勝ちした松田尚之(29=ARITOMI)は筒井ちび太(22=パンチアウト)に2―0判定勝ちし、準決勝に進出した。

 優勝候補に臆することなく、真っ向から打ち合った。「相手はテクニックのある相手。出入りするのは分かっていたのでケンカじゃないけど打ち合う作戦でプレッシャーをかけ続けた」。筒井の強烈な左フックで何度もぐらつきながら、初回から接近戦を仕掛けた。「対策はしていたが見えないパンチでびっくりした。ただ焦りはなかった」と左ボディーを効かせながら最終回の打ち合いでも引かず。判定38―38、39―37×2で競り勝ち「(筒井の)前回の試合を見て楽勝と思ったが強かった。終わってみれば勝ってよかった」と両拳を突き上げて喜びを爆発。KO賞を逃したことよりも、初戦で1回TKO勝ちした難敵撃破の喜びが勝った。

 “ちび太対策”が奏功した。普段は練習パートナーがいないため、愛知県の天熊丸木ジムに出稽古。同ジムの丸木和也会長や元日本スーパーウエルター級1位の天熊丸木凌介氏と毎週2ラウンドずつスパーリング。「お2人にはみっちりやっていただいたので、本当に感謝している」と笑顔。この日は勤務する地元の「サトー工業」社員約40人が仕事を休んでホールに駆けつけ「歓声はめちゃくちゃ聞こえていた。勝ててよかった」と笑みを広げた。

 9月26日の準決勝の相手は優勝候補のマハンハイリー・ヌールタイ(中国)。「しっかり準備して次も熱い試合を見せたい。絶対に優勝するつもり」。中学時代、現WBC&IBF世界バンタム級統一王者の中谷潤人(27=M・T)とともに汗を流した29歳は、世界王者にも負けないインパクトを残した。

 その他の試合では、大沼ケン(20=角海老宝石)が強敵ファン・ジャーイー(22=中国)に徹底したアウトボクシングでジャッジ1人がフルマークをつける完勝。元東洋太平洋ヘビー級王者・藤本京太郎との週3回のスパーリングで対策し、プロ初勝利を挙げ「勝ててホッとしている。京太郎さん見てくれてありがとうございます」と感謝を述べた。

 中野ムーサ(19=DANGAN)はイケメン・ディーケイ(32=スパイダー根本)に判定勝ち。準決勝の大沼戦へ「自分らしい試合をする。トーナメントで優勝して次のステップにいきたい」と世界挑戦を見据えていることを明かした。

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