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“最激戦区”バンタム級!WBC新王者の中谷、WBA王者の拓真 元キック王者の天心&武居も世界狙う

[ 2024年2月24日 21:52 ]

最激戦区のバンタム級。(左上から時計回り)中谷潤人、井上拓真、武居由樹、那須川天心
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 ボクシング興行「Prime Video Presents Live Boxing7」が24日、東京・両国国技館で開催され、トリプル世界戦が行われた。“最激戦区”バンタム級ではWBC世界同級1位の中谷潤人(M・T)が王者アレハンドロ・サンティアゴ(メキシコ)を6回TKOで下し日本男子7人目の世界3階級制覇を達成。メインイベントではWBA世界バンタム級王者・井上拓真(大橋)が同級9位ジェルウィン・アンカハス(フィリピン)を9回KOで下し初防衛に成功した。

 バンタム級で4団体統一を果たして、スーパーバンタム級に転向した井上尚弥(大橋)が4本のベルトを返上して以降“最激戦区”となったバンタム級戦線。

 3階級制覇を達成したWBC新王者の中谷、初防衛に成功したWBA王者の拓真の他にも実力者がそろっている。

元K―1王者で元東洋太平洋スーパーバンタム級王者の武居由樹(大橋)が昨年11月にバンタム転向を明言。昨年12月の54・5キロ契約マッチでは2回、左ボディーフック一発でKO勝利を飾って、世界タイトル挑戦目前となっている。

 そして“キックの神童”でボクシング転向後3連勝を飾った那須川天心(帝拳)も1月23日の試合後に「今まで一番で軽い階級で戦ったんですけど、バンタム級でいけると実感してるので、日本人で強い選手がたくさんいるんですけど皆さん待っててください」とバンタム級での世界獲り宣言をした。

 その他にもバンタム級は元日本王者の堤聖也(角海老宝石)、現WBOアジアパンパシフィック王者の西田凌佑(六島)、元スーパーフライ級日本王者の石田匠(井岡)、元WBC世界フライ級王者の比嘉大吾(志成)なども世界を狙っている。

 日本人同士による統一戦の可能性もある“最激戦区”バンタム級から目が離せない。

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