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アンドロイドでアントニオ猪木が蘇る? 猪木元気工場がAIを活用した新プロジェクトを発表

[ 2024年2月20日 17:47 ]

新たなプロジェクトを発表する(左から)猪木元気工場の青木社長、猪木啓介氏、猪木元気工場の山本プロデューサー
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 一昨年10月に79歳で急死した「燃える闘魂」アントニオ猪木さんの誕生日にあたる2月20日、猪木さんの肖像権などを管理する猪木元気工場(IGF)が都内で会見し、AIを活用した詩集の制作、販売と来年の大阪・関西万博でアンドロイド版のアントニオ猪木を登場させるなど新プロジェクトを発表した。

 IGFは生前、猪木さんが闘病生活の際に何とか生きる希望を持ってもらうために、「猪木の映画」と新たな「猪木の詩集」の制作を企画した。映画は昨年公開され好評を博したが、詩集は「馬鹿の一人旅」のタイトルのみ決まり、「未完」となっていた。このほど、大学の研究機関から「ヒューマンAIの学術研究」の一環として猪木さんの莫大なデータをAIで復元するプランを提案されたという。大学から「(猪木さんは)非常に面白い題材」との評価を得ており、AIを活用した詩集「馬鹿の一人旅」制作のプロジェクトが動き出した。早ければ年内の完成、商品化を目指している。

 IGFは来年3月から催される大阪・関西万博の共創プロジェクトして、アンドロイド版のアントニオ猪木をお披露目する計画を発表。「猪木ロイド(仮)」が演説したり、レスラーと対戦する夢構想が持ち上がった。協力する学術機関も近日中には決定する見込み。2019年の紅白歌合戦でAIで美空ひばりさんが復活したが、IGFの担当者は「あれよりもっと進化したもの。AIもすごいスピードで進んでいる」と期待を寄せた。

 猪木の実弟、猪木啓介さんも「兄貴は新しいものが好きだった。AIを利用して我々が想像できないようないろんな姿を見せてくれる。本人もワクワクしていると思います」とコメントした。

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