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武尊 7代目タイガーマスク襲名!子供たちの明るい未来へ社会問題に挑戦「身が引き締まる気持ち」

[ 2023年5月24日 13:30 ]

初代タイガーマスクと7代目タイガーマスクの武尊(右)(撮影・酒井卓也)
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 K-1元3階級制覇王者の武尊(31=team VASILEUS)が24日に都内で行われた「7代目タイガーマスクプロジェクト」の記者会見に出席。7代目タイガーマスクに襲名することが発表された。

 タイガーマスクは、1981年に佐山聡氏が覆面レスラーとしてリングにあがって以降、6代に渡り多くのファンに親しまれてきた。そして今回「7代目タイガーマスクプロジェクト」が発足された。

 7代目タイガーマスクの目的は、マスクを被ってリングに上がることではなく、子どもたちの明るい未来のためのソーシャルイシュー(社会問題)に挑戦することである。

 会見では7代目のマスクお披露目、マスク授与が行われた。7代目のマスクを被った武尊は「身が引き締まる気持ちです。嬉しいです」と語った。

 佐山氏は「慈善活動は大変です。相当人間性に優れていないと出来ません。それを形成するのは武尊選手の他ありません。7代目のタイガーマスクを襲名して、タイガーマスクの名前を繋げてほしいです。これからも頑張っていきたいと思います」と期待した。

 武尊は「今まで色んな会見をやったんですけど、今日の会見が一番緊張しています」と開口一番。「僕は小さい時に両親の影響でたくさんプロレスの試合を見てました。その中で初代タイガーマスクの試合がかっこ良くて、強さに憧れて格闘技を始めたんですけど、最初の強さの憧れを見たのがタイガーマスクでした。その強さで子供たちに夢を与えるパワーだったり、子供たちの慈善活動をしているタイガーマスクに憧れを持っていました」と憧れの存在だったと明かした。

「たくさんの人に夢や希望を与える人だと思っていたので、プロレスと格闘技は競技は違うんですけど、僕も同じ気持ちで試合をしてました。7代目タイガーマスクを襲名させていただいて、この名前をもっともっと世界にひろげて、たくさんの子どもたちにパワーを与えられる選手でいたいと思います」と表明した。

 初代タイガーマスクの佐山氏は、現役時代からプロレスラーとしての活動はもとより、初代タイガーマスクとして養護施設・福祉施設の子どもたちへの寄付をはじめとした社会貢献活動を積極的に実施してきた。引退後も活動を継続して「未来ある子ども達への支援活動」をより普及していきたいという思いから、その気持ちを理解する格闘家にタイガーマスクを継承して欲しいと考えていた。

 そして、2022年に「ラオス教育支援プロジェクト」の一環として学校への訪問や養護施設への寄付などの支援活動を行っている武尊と出会い、7代目タイガーマスクに襲名し。タスキを繋ぐこととなった。

 今後、「7代目タイガーマスクプロジェクト」として養護施設出身者の自立支援を中心とに社会貢献活動をしていく。

 武尊自身、6月24日にフランス・パリのゼニスアリーナで開催される「ムエタイグランプリ(MTGP)」で約1年ぶりに公式戦に復帰でISKA世界スーパー・ライト級(―63.5キロ)王者のベイリー・サグデン(25=英国)との対戦が決定している。

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