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WBCヘビー級王者タイソン・フューリーが現役続行を表明 チゾラと3度目の対決を目指す

[ 2022年8月10日 08:16 ]

プロボクシングWBC世界ヘビー級王者のタイソン・フューリー(33=英国)が9日、現役を続行してデレック・チゾラ(38=英国)と3度目の対戦を目指すと自身のインスタグラムで表明した。

 32勝(23KO)無敗1分けのフューリーは4月23日にロンドンで行われたWBC同級暫定王者ディリアン・ホワイト(34=英国)との団体内王座統一戦に6回TKO勝ち後、引退を示唆。現役を続ける場合、20日にサウジアラビアのジッダで行われるWBAスーパー&IBF&WBO統一世界ヘビー級王者オレクサンドル・ウシク(35=ウクライナ)と元3団体統一同級王者アンソニー・ジョシュア(32=英国)の再戦の勝者との4団体統一戦が予想されていた。だが、インスタグラムでは「ボクシングに戻ることを決めた。三部作を2度戦う史上初のヘビー級王者になれるからだ」と意外な発言。過去2勝1分けの元WBC同級王者デオンテイ・ワイルダー(36=米国)との3試合に続き、過去2戦2勝のチゾラが「逃げている」と挑発して3度目の対戦へ意欲を示した。米スポーツ専門局ESPNによると、両者の3度目の対戦は12月に英カーディフでの開催を視野に入れているという。

 フューリーはかつて英国内のライバルだったチゾラに11年7月に3―0判定で、14年11月には相手棄権による10回TKO勝ちで2連勝している。45戦33勝(23KO)12敗のチゾラは7月9日にクブラト・プレフ(41=ブルガリア)に2―1で判定勝ちして約2年8カ月ぶりの白星を挙げた。

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2022年8月10日のニュース