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カズ次男・三浦孝太、19日にブアカーオとエキシビション「恐怖でも何でも吸収したい」 

[ 2022年8月10日 17:53 ]

<三浦孝太 会見>キックを見せる三浦孝太(撮影・西海健太郎)
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 サッカー元日本代表FW三浦知良(55=JFL鈴鹿ポイントゲッターズ)の次男で総合格闘家の三浦孝太(20=BRAVE)が10日、東京・世田谷区のBRAVEジム世田谷で会見し、今月19日にタイのラジャダムナンスタジアムでK―1ワールドMAX王者ブアカーオ・バンチャメーク(40=タイ、旧・ポー.プラムック)と、キックボクシング形式のエキシビションマッチを行うことを明かした。同ジムの宮田和幸代表(46)は「本気の試合ではなく、公開練習みたいなもの。リングの上でレジェンドに稽古をつけてもらうイメージ」と説明した。

 三浦は昨年12月に格闘技デビューしたばかりだが、ファンがアップした動画が東南アジアでバズり、タイやベトナムでもSNSのフォロアーが急増するなど大人気で、宮田代表によると、以前から何度もオファーがあり、「KOするような攻撃はなし」という条件で受諾。3分3ラウンド、肘による攻撃はなく、宮田代表が(棄権を意思表示する)タオル投入する権利も持っているという。

 三浦は当初、今年5月にフェリペ“キングハンター”マソーニ(36=ブラジル)とプロ2戦目を行う予定だったが、練習中に首を痛めて延期。先月31日の「RIZIN.37」で予定されていた対戦も自身の新型コロナウイルス感染により、前日計量をクリア後に中止となっていた。

 会見に臨んだ三浦はまず、「前回は怪我でRIZINの関係者、マソーニ選手、そしてチケットを買ってくれたファンの皆さんにご迷惑をかけ、今回はコロナでまた試合が流れて、本当に申し訳ないです」と謝罪。「自分自身、悔しい思いもありますけど、前に進むために、しっかり気持ちを切り替えて次の試合で晴らせるように再スタートするのでよろしくお願いします」とあいさつした。

 9日に隔離期間が終了し、この日から練習を再開。15日にタイに向けて出発し、現地でブアカーオとも一緒に練習して19日にラジャダムナンのリングに立つ。エキシビションとは言え、伝説のムエタイファイターと対戦することについては、実力、キャリアが大きく違うことから尻込みしていたが、「今は楽しみな気持ちが大きい。“軽い感じ”とか言っても実際にリングで向き合い怖いと感じると思う。恐怖でも何でも感じたものを吸収できれば。恐怖を感じることも勉強だと思うし、行ってみて、やってみて感じたものを吸収したい」と気持ちを切り替えた。

 総合格闘技の次戦は朝倉未来(トライフォース赤坂)とフロイド・メイウェザー(米国)のエキシビションマッチが行われる9月25日に計画されている。三浦は「誰とやりたいと言える立場ではない」とし、「タイで体感したことを次の試合に生かしたい。(9月25日が)正式に決まれば、全力を尽くします」と意気込みを語った。

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2022年8月10日のニュース