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尚弥 VSバトラー4団体統一戦 ファイトマネー3億円到達も ドネア戦は2億超

[ 2022年6月29日 05:20 ]

サンドバッグに打ち込む井上尚(撮影・会津 智海)
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 ボクシングのWBAスーパー&WBC&IBF統一世界バンタム級王者・井上尚弥(29=大橋)が28日、横浜市内の所属ジムで練習を再開した。7日にノニト・ドネア(39=フィリピン)に2回TKO勝ちし、日本人初の世界3団体王座統一を達成。3週間の休養を終え、ミット打ちなどで約30分汗を流した。

 「バンタム級でやり残した試合はあと1つ」と言う井上はWBO王者ポール・バトラー(33=英国)との4団体統一戦を「12月ぐらいに照準を合わせていこうと思う」と想定。7月からはスパーリングを開始予定で、大橋ジムの大橋秀行会長はバトラー対策として2カ月前に欧州からパートナーを呼ぶ計画を明かした。欧州から招へいすればバンタム級初戦となった18年5月のマクドネル(英国)戦以来となる。バトラーが契約するプロモート会社「プロベラム」はこの日、井上とバトラーがにらみ合う合成写真をSNSに掲載しており、井上は「向こうのプロモーターもやる気だなと感じた。ドネア戦のパフォーマンスを期待されるのは承知の上で、あれぐらいの試合をしないといけない」と意気込んだ。

 21年の2試合で1億円を突破したファイトマネーはドネア戦で自己最高の推定2億1000万円。大橋会長は「次も最高額になる」と交渉中の4団体統一戦では3億円に達する可能性を示唆した。また、井上が27日の会見で「広すぎる」とした東京ドーム興行についても「全然あり」と将来の実現へ前向き。那須川天心―武尊戦の成功を受け「あの異様な雰囲気を出せるのは井上尚弥しかいない。一つの目標」と話した。

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