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アマ10冠の今永がプロデビュー戦に2回KO勝ち 2度ダウン奪う

[ 2022年6月29日 18:50 ]

プロボクシング 62・0キロ契約6回戦 ( 2022年6月29日    後楽園ホール )

デビュー戦を勝利で飾った今永(撮影・島崎忠彦)
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 史上初の高校8冠を含むアマチュア10冠に輝いた今永虎雅=たいが=(22=大橋)がB級の6回戦でプロデビューし、浜崎隆広(36=仲里)に2回2分49秒KO勝ちした。

 サウスポーの今永は序盤からハンドスピードの差を見せつけ、高速の右ジャブでプレッシャーをかけると、左ストレートや左右のアッパーを面白いように打ち込んだ。2回にはジャブで距離を計り、狙い澄ました左ストレートでダウンを奪取。浜崎は跳び上がって効いていないとアピールしたが、今永が右フックで2度目のダウンを奪うと、浜崎陣営がタオルを振って棄権の意思を示した。

 今永は「めちゃくちゃ緊張した。よかったです。初めてのプロのリングでグローブも小さくて」とホッとした笑みを浮かべた。ガードを固めて振ってくる浜崎相手に「けっこう練習してきたけど、その動きを出せずに力んでしまった」と反省。アマとプロは違うとしてアマ10冠の意識はもう捨てたという。「もっと練習して世界の強豪たちと戦えるように頑張ります」と話した。

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