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元K―1王者の武居由樹が那須川天心と対戦する武尊へエール「思い切りやって」

[ 2022年6月17日 20:18 ]

プロ5戦目で東洋太平洋王座への挑戦が決まった武居由樹
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 元K―1王者でプロボクシングデビューから4戦全勝(4KO)の武居由樹(25=大橋)が8月26日に東京・後楽園ホールで、東洋太平洋スーパーバンタム級王者のペテ・アポリナル(27=フィリピン)に挑戦することが17日、発表された。武居はボクシング転向後5戦目で初のタイトル挑戦となる。

 横浜市内のジムで会見した武居は、19日の「THE MATCH」(東京ドーム)でRISE世界フェザー級王者の“神童”那須川天心(23=TARGET/Cygames)と対戦するK―1の3階級制覇王者・武尊(30=K―1 GYM SAGAMI―ONO KREST)へエールを送った。当日は会場で生観戦する予定で「僕自身まだK―1ファイターと思っている。K―1の大将が武尊選手なので、思い切りやってくださいという感じです」と話した。

 勝敗予想は難しいとしながらも「天心選手が距離を取りながらカウンターを狙って、武尊選手はそれをつぶしていく感じになると思う。グローブが6オンスなのでどっちも当たったら倒れると思うけど、武尊選手が倒れるところも、天心選手が(パンチを)もらうところもあまり想像がつかない。本当にいい試合になると思う」と試合展開をイメージ。全ラウンドが公開採点となる影響については「僕はやったことがないけど、武尊選手は1ラウンドを取られたら、2ラウンド目はガンガンいくと思う。普通とは違う」と話した。

 天心VS武尊の“世紀の一戦”については「盛り上がり方を見て、凄く悔しい気持ちもある。刺激にもなるし、楽しみ」という。ボクシングでもジムの先輩、井上尚弥(29=大橋)がバンタム級で日本人初の世界3団体統一王者となり、米リング誌の「パウンド・フォー・パウンド(PFP、全階級を通じての最強ランキング)」1位に輝くなど「いろいろな格闘技界が盛り上がっていて、自分も遅れるわけにはいかないなという気持ち」と明かした。那須川はこの試合を最後にボクシングへ転向する予定で、「転向してもらえたら、同じキック出身として2人でボクシングを盛り上げられたらという気持ちはある。体格的にも近く、もしかしたら対戦するかもしれない。来てくれることはボクシング界にとっても凄くいいこと」と語った。

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