井上尚弥“東京ドームの魔物対策”は「全くない」 ネリ戦ダウンは「どこであれ起きていたシーン」と解説
世界スーパーバンタム級4団体タイトルマッチ 統一王者・井上尚弥(大橋)<12回戦>WBA、WBC、WBO1位、IBF3位・中谷潤人(M.T) ( 2026年5月2日 東京ドーム )
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プロボクシング世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(33=大橋、32勝27KO)が20日、横浜市内の所属ジムで、5月2日に東京ドームで行われる前WBC&IBF統一世界バンタム級王者・中谷潤人(28=M.T、32勝24KO)戦へ向けた公開練習を行った。中谷陣営のM.Tジム村野健会長らが視察に訪れる中、シャドーボクシング、ミット打ち、サンドバッグ打ちを1ラウンドずつ披露。終わると「包み隠さず全部やりました!」と叫び、詰めかけた約110人の報道陣を沸かせた。
大橋ジムの大橋秀行会長によると、当日の観客席数は5万5000席程度になるという。東京ドーム興行では井上がルイス・ネリ(メキシコ)に6回TKO勝ちした24年5月の4万3000人はもちろん、マイク・タイソン(米国)がジェームス・“バスター”・ダグラス(米国)に世紀の番狂わせで敗れた90年2月の5万1600人をも上回る、日本ボクシング興行最多の動員数が予想される。
日本ボクシング史上最大の決戦も「通過点」と話していた井上は、勝ち方なども含めたプレッシャーを問われ「そういった重圧は毎試合乗り越えて32戦を戦ってきてるので、今に始まったことではない。何も気にしちゃいない」とサラリ。その上で「こういった大一番で負けられない気持ちは非常に強いですし、僕のボクシング人生はここで終わりではないので、通過点という言葉を使わせてもらいました」と説明した。負けるリスクの方が大きいのでは?の問いにも「最近はどの試合もそうですからね。この先試合をする上で絶対に逃げられないところではあるので。今回始まったことではないので、プレッシャーとか重圧とかに左右されることはないです」と言い切った。
東京ドームではタイソンが敗れたほか、井上自身もネリ戦でダウンを喫した。“魔物対策は?”の質問を「全くないですね」と一蹴し、「あのシーンも、それを言ったら“たられば”になってしまうんですが、結局は別にドームだからとかは関係なく、ネリがあの一撃を当てたという、ただそれだけなんで」と解説。「ドームに限らず、会場がどこであれ起きていたシーンなのかもしれないですけど、ただ、一度ドームを経験しているというのは自分の中で凄くいい経験だと思うので、それも5.2に生かせれば」と付け加えた。
ネリ戦ではダウン後の冷静な対応が光った。常にダウンすることも想定しているという井上は「今回もイメージしているか?」との問いに「常に最悪のイメージは意識してますから。ネリ戦どうこうではなく、全ての良いイメージ、悪いイメージというのを持ちながらやりますから。選手はみんなそうなんじゃないですか?」と明かした。
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